こんにちは、しゅうです。
前回の記事では、結婚式で失敗しない余興動画の作成方法のアイディア出しについて紹介しました。
今回は、引き続き結婚式の余興動画の作成について、撮影前の注意点を説明していきます。
動画の撮影前にやること
動画の撮影には必ず計画を立ててから臨みましょう。
ストーリーボードを書こう
ストーリーボードとは、映画やアニメなど、物語を制作する前に作るイラストの設計書のことを指します。絵コンテとも言います。
通常は物語のシーン毎に時系列でラフ絵と説明文を書いていくのですが、結婚式の余興にそこまで注力して作ることは難しいと思うので、表と文章で大まかな動画の流れを箇条書きにしていく程度で十分だと思います。
また、そのシーン毎に手伝ってくれる人と役割、表示時間を記入していきます。
例えばこんな感じですね。
シーン | 説明 | 担当 | 時間 |
オープニング | ・タイトルイラスト表示 ・歓声のBGMを入れる | イラスト:OOさん BGM:フリー素材 | 0:00 – 0:10 |
動画趣旨の説明表示 | ・動画概要を表示 ・新郎、新婦の写真用意 | 動画編集でカバー 写真を新郎に依頼 | 0:10 – 0:15 |
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
時間は動画を編集していくと、想像より短い方がよかったり、長いほうがよかったりする場合もあるので、大体の想定で問題ないです。
書き出すのは手書きでも、PC、スマートフォンでも良いです。私はEvernoteを利用しています。
ストーリーボードの作成をおこなうことで、様々なメリットがあります。
- 事前に必要なシーンを確認しておくことで撮影の漏れがなくなる
- 必要な素材(写真、イラスト、小道具など)のリストアップができる
- 動画を依頼する場合、どのくらいの尺が必要かを事前に把握して伝えることができる
もちろん、動画撮影時や編集時に、ああした方がよい、こうした方がよいという意見が出てくることはありますし、100%予定通りに動画が撮影できることはなかなか難しいかと思います。
ただ、全体の尺の長さや構成を撮影前に把握しておくと、動画作成に対して、できること、できないことが自分の中で明確化されます。
編集してから、やっぱりこれが必要だった、あれが必要だったとなると、結婚式当日までのスケジュールも短く、撮影がかなり厳しくなる可能性もあるので、必ず事前にストーリーボードを書いておくことをお勧めします。
動画に利用するBGMをチェック
少し難しい話になりますが、日本には著作権法という法律があり、特定の場合を除いて、著作者の許諾なく楽曲を利用することができません。
楽曲が利用できる特定の場合には、「営利を目的としない上演」は含まれるのですが、結婚式の場合、式場で余興の音楽を流すのは、式場がサービスとしてBGMを流す事と同義になりますので、営利目的とみなされます。
そこで大抵の式場では、著作権管理事業者であるJASRACに対して、楽曲を流す許可申請をあらかじめおこなっています。
そのため、余興をおこなう人も、予め結婚式場に対して、利用する楽曲を申請しておく必要があります。
当然、世界中に出回っている楽曲全てに対して申請がおこなわれている訳ではないので、結婚式場によっては申請されていない楽曲の余興での利用を断っているケースもあります。
実際、私は一度、友人の余興動画で洋楽を利用しようとしたところ、申請がないので利用できないと断られたことがありました。
楽曲を利用する前には新郎、新婦に相談してあらかじめ式場に確認しておきましょう。また、余興動画に利用する音楽は最低限にしておいて、極力フリーの音楽素材を利用するようにしましょう。
まとめ
本記事では、結婚式の余興動画を撮影する前に注意しておくべき点についてまとめました。作成前にチェックをしておくことで、結婚式前日にあわてることなく準備が進めることができます。
次の記事ではいよいよ動画を撮影する時の注意事項について確認していきます。
ではまた!
コメント