こんにちは、しゅうです。
前回、前々回に引き続き、今回も結婚式の余興動画の作成方法について説明していきたいと思います。
前回、前々回の記事についてはこちらをご覧ください。
今回はいよいよ動画撮影時に注意すべき点について説明します。
動画はたくさん撮っておこう
映画を撮影するときは、綿密に練られた脚本を元に、事前に必要なシーンの確認と、その際に必要な俳優、小道具、証明、衣装など、きっちり準備をしてから撮影に臨むかと思います。
しかし、私たちが撮影するのは結婚式の余興動画です。大抵の方は脚本を用意して、撮影準備をする時間はないかと思います。
なので当然、予定していた動画尺に比べて、撮影とれ高が足りなくなることも予想されます。
撮影時は不必要だと思うようなシーンでも多めにカメラを回しておきましょう。ちょっとした風景のシーンでも場面転換のトランジションや挿絵に使うことができるかもしれません。
脚本は用意できなくてもストーリーボードは用意しましょう。ストーリーボードについては前の記事で説明しています。
撮影テクニックを活用しよう
動画撮影に慣れていない方もたくさんいらっしゃるかと思います。動画撮影はちょっとしたテクニックでも出来上がり動画のクオリティが大きく変わるので、以下のテクニックを意識して撮影してみてください。
動画がぶれないためのテクニック
撮影時動画がぶれないようにするためのテクニックをいくつか紹介します。
- 脇を閉めて動画を撮影する
- カメラを固定して動画を撮影する
- 歩きながらの撮影は、画面がブレやすいので極力避ける
地味なポイントですが、脇を閉めるだけでカメラはかなり固定されて撮影できます。
また、可能であれば、固定できる三脚や、ジンバル、手ブレ防止機能が付いている撮影カメラを用意しましょう。以前GoPro HERO10の手ブレ防止機能についての記事を公開しましたので、こちらも参考にしてください。GoPro HERO10なら歩きながらの動画撮影も問題ないかと思います。
スマホで撮影される方も、以下のバナーリンクにあるようなスマホ用三脚を利用するだけで、動画のクオリティが大きく上がるかと思いますので、是非検討してみてください。
カット編集するポイントを意識して撮影しよう
動画撮影時、録画ボタンを押した瞬間に出演者が話し出してしまったり、喋り終わった瞬間に録画停止ボタンを押してしまったりすることを避けましょう。
動画を後で編集する際は、場面毎に撮影したファイルを繋ぎ合わせることになりますが、動画の開始、終了タイミングで間がないと、視聴者は場面転換がかなり急な印象を持ちます。
撮影時は出演者に向かって5秒のカウントを取りましょう。また、その際、2秒前には録画ボタンを押して、2秒、1秒のカウントは発声しないようにしましょう。
余計な間は後で編集ソフトでカットしてしまえば問題ないですが、足りない間を付け足すのは編集テクニックが必要になり、大変な作業になりがちです。
撮影条件に気をつけよう
動画撮影時は気づかなくても、動画編集時に気づくミスはよくあります。
様々なミスが考えられますが、私の経験上、以下のようなミスがよく挙げられるミスかと思います。
- スマホで撮影する時に横向きに撮影するはずだったのに、縦向きに撮影してしまっていた
- カメラのファインダーで見た時は問題なかったが、家のPCで見たら逆光で人の顔が分からなかった
- 音声が小さくて聞こえない、周りの雑音が入って聞こえない
撮影時に大きい画面やヘッドフォンで確認することは難しい場合もあるかもしれませんが、最低限、1シーン毎に撮影した動画の確認をしましょう。
また、次の動画編集編でも触れますが、結婚式場で動画を上映する際、プロジェクターの縦横比をあらかじめ確認しておきましょう。
インターネットでの動画公開は16:9の縦横比が標準となっていますが、プロジェクターでの公開の際は結婚式場から4:3の動画を指定されることが多いです。
撮影した動画が16:9の場合、無理やり4:3比率に動画を書き出すと、画面の横幅が少し切れてしまうため、撮影前に横幅が少し切れることを前提に考えた上で撮影に臨みましょう。
まとめ
本記事では、結婚式の余興動画を撮影する際に注意すべき点についてまとめました。
結婚式の余興動画は短いスケジュールの中、土日を利用して撮影されることがほとんどかと思います。なかなか撮り直しがきかない作業なだけに、今回ご紹介した注意点を意識して撮影に臨んでもらえればと思います。
次回は、結婚式の余興動画の動画編集について紹介しようと考えています。
ではまた!
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